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講師のブログ⑪パシストの宅建講義がコンパクトな理由

パシスト宅建講座の石田です。皆様から頂戴した問い合わせに回答してみました。
Q パシストの宅建講座は全36時間と聞きます。他方、よそのスクールではもっと講義時間が長いのですが、大丈夫でしょうか。
A社 全33回×150分講義/回=4,950分
B社 全42回×120分講義/回=5,040分
パシスト 全36回×60分講義/回=2,160分
A 確かに、他の予備校と比べるとコンパクトですね。しかし、36時間の講義は、必要最小限にして十分な内容だと思っています。
講義をやる立場からすると、網羅的にやるに越したことはないのです。変な問題が出たとき「あそこはやっておいたよね?」と保険を掛けることが出来ますから。

でも、受験生の立場で考えると、ふつうなら試験に出ない内容も学習する必要があり負担が増えるだけです。

カリキュラムを言い訳のための道具にしたくない。せっかくなら戦略的に考えるべきと思っています。

ではどうするのかというと、コンパクトな講義に過去問学習を組み合わせるのです。

頭でっかちで知識が豊富でも、答案に結びつけられないのでは、合格はほど遠い。

そこで、具体的には講義を聞いた直後に過去問をやります。

過去問を通じて講義で得た知識をいかにアウトプットするのかを学んでいくのです。

「えつ。過去問をいきなりは無理でしょう」と考えますよね。でも実力を試すために過去問を解くのではなく、実力養成のために解くのです。

そのときに、点数は気にしないでください。私が推奨しているのは「過去問に当たること」。文字通りの「体当たり」です。(笑)

目安としては、過去10年分を解いて演習しましょう。講義の後だと、「この論点、こんな出方なんだ」とか「過去問も意外に解けるね」などと

思うのではないかと。このようにして過去問題に早くから馴染んで下さい。

つまり、全36時間の講義+過去問題という方式で合格を勝ち取るのが最良の方法だと考えています。

※パシストのテキストでは、学習の終わりに過去問題が載っており、効率的に学習できるよう工夫しています。