講師のブログ・お知らせ

運行管理者(貨物)の効率的な勉強方法

運行管理者(貨物)の試験を受けようと思っても、「何から勉強すればよいのかわからない」「仕事をしながら効率よく勉強したい」と悩む方も多いのではないでしょうか。

運行管理者試験では、複数の法令や実務に関する知識が問われます。最初からすべてを暗記しようとするのではなく、試験の全体像を把握し、順番を決めて学習することが大切です。

この記事では、運行管理者(貨物)の効率的な勉強方法や5つの出題分野、学習スケジュールの立て方までわかりやすく解説します。


運行管理者(貨物)は何から勉強すればよい?

運行管理者(貨物)の勉強を始める際は、いきなり過去問を繰り返すのではなく、まず試験全体を把握しましょう。どのような分野から出題され、何を理解する必要があるのかを知ることで、その後の学習計画を立てやすくなります。

基本的には「試験範囲を確認する→基礎知識を学ぶ→問題を解く→間違えた部分を復習する」という順番がおすすめです。インプットと問題演習を繰り返しながら、少しずつ知識を定着させていきましょう。

まずは5つの出題分野を確認する

運行管理者試験(貨物)は、貨物自動車運送事業法関係、道路運送車両法関係、道路交通法関係、労働基準法関係、実務上の知識・能力という5つの分野から出題されます。

合計30問のうち、貨物自動車運送事業法関係は8問、道路運送車両法関係は4問、道路交通法関係は5問、労働基準法関係は6問、実務上の知識・能力は7問です。それぞれの特徴を理解し、5分野をバランスよく勉強しましょう。


運行管理者(貨物)の効率的な勉強方法5STEP

運行管理者試験の勉強では、テキストを最初から最後まで読んでから問題演習に移る必要はありません。基本を学んだら問題を解き、わからなかった部分を再び学習する流れを作ることがポイントです。

ここでは、これから運行管理者(貨物)の勉強を始める方に向けて、学習の進め方を5つのSTEPに分けて紹介します。

STEP1|試験範囲と合格基準を確認する

最初に、運行管理者試験で「何が出題されるのか」「どの程度の正解が必要なのか」を確認します。

現在の試験では、原則として30問中18問以上の正解が必要です。さらに、貨物自動車運送事業法関係から労働基準法関係までの4分野は各1問以上、実務上の知識・能力は2問以上の正解が求められます。総得点だけではないため、特定分野だけに偏らない学習計画を立てましょう。

STEP2|テキストや動画で基本を学ぶ

試験の全体像を確認したら、テキストや動画などを使って各分野の基本を学びます。

最初から細かな数字や条件まですべて暗記しようとすると、学習の負担が大きくなりがちです。まずは「どのようなルールなのか」「誰に関係する制度なのか」といった大きな流れを理解しましょう。そのうえで問題演習を行い、よく問われる数字や条件を少しずつ覚えていくと効率的です。

最初からすべて暗記しようとしない

法令には数字や期間、条件などが数多く登場します。すべてを一度に覚えようとするのではなく、まず制度の内容を理解することを優先しましょう。

問題を解く中で何度も目にする項目は、自然と重要度も見えてきます。基本を理解する学習と、問題を通じて記憶を定着させる学習を組み合わせることがポイントです。

STEP3|学んだ分野の問題を解く

一つの分野を学習したら、その範囲の問題を実際に解いてみましょう。テキストや動画を見て「理解した」と感じても、問題になると判断できないことがあります。

問題演習は、覚えた知識を確認するためだけではありません。試験でどのような聞かれ方をするのかを知る機会でもあります。最初は正解数だけにこだわらず、問題文と選択肢の読み方に慣れることも意識しましょう。

STEP4|間違えた問題を復習する

問題を間違えたときは、正しい答えを見るだけで終わらせないことが大切です。「知識を覚えていなかった」「似た数字を混同した」「設問を読み違えた」など、間違えた原因を確認しましょう。

原因がわかれば、必要な対策も変わります。知識不足なら該当範囲を学び直し、読み違いが多い場合は問題文を丁寧に確認する習慣をつけます。自分の失点パターンを知ることも、効率的な試験対策の一つです。

STEP5|過去問や模擬問題で総仕上げする

各分野の基礎学習と問題演習が進んだら、過去問や模擬問題を使って試験全体の理解度を確認しましょう。

この段階では、「何点取れたか」だけでなく、どの分野で間違えているかを見ることが重要です。苦手分野が見つかった場合は、その部分だけテキストや動画へ戻って復習します。問題演習と復習を繰り返しながら、5分野をバランスよく得点できる状態を目指しましょう。

関連記事:
運行管理者(貨物)の過去問を解説|問題の解き方と間違えやすいポイント


運行管理者(貨物)の5分野はどのように勉強する?

5つの出題分野は、それぞれ同じ方法で覚えればよいわけではありません。法令の内容を整理する分野もあれば、複数の情報から判断する力が求められる分野もあります。

貨物自動車運送事業法関係では、運行管理者の選任や点呼などについて「誰が・何をするのか」を整理します。道路運送車両法関係は点検や整備、道路交通法関係は法令上の交通ルールを中心に確認しましょう。

労働基準法関係では、労働時間などの数字や条件を対象とセットで整理します。実務上の知識・能力については、暗記だけではなく、問題文から必要な情報を読み取り判断する練習も取り入れることが大切です。

PICK UP
得意分野だけで合格を狙わない

運行管理者試験では、原則30問中18問以上の正解に加えて、各出題分野にも必要な正解問数が設定されています。そのため、「苦手な分野は捨てて、得意分野だけで点数を取る」という勉強方法はおすすめできません。

得意分野を伸ばすことも大切ですが、苦手分野でも必要な得点を確保できるよう対策しましょう。問題演習を早めに始めておくと、自分が苦手としている分野を把握しやすくなります。


運行管理者試験の勉強スケジュールを立てよう

運行管理者試験に必要な勉強期間は、現在の知識や確保できる学習時間によって異なります。そのため、「○か月勉強すればよい」と一律に考えるより、自分の生活に合わせて計画を立てることが大切です。

学習前半は5分野の基本を一通り確認し、中盤では問題演習と復習を増やします。試験が近づいたら、過去問や模擬問題を中心に取り組み、苦手な項目を重点的に復習する流れを作りましょう。

学習前半|基本知識を身につける

最初の段階では、テキストや動画を使って5分野を一通り学びます。細かな知識をすべて覚えることよりも、各分野で何を学ぶのか理解することを優先しましょう。

学習中盤|問題演習と復習を繰り返す

基礎を学んだら、問題を解く時間を増やします。間違えた問題から苦手分野を見つけ、必要な部分だけ基本学習へ戻ることで効率よく知識を補えます。

試験前|過去問・模擬問題を中心にする

試験前は、5分野をまとめて解く練習を取り入れます。間違えた問題や不安のある数字、法令などに学習範囲を絞り、これまで学んだ内容を整理しましょう。

毎日長時間勉強することだけを目標にしない

仕事をしながら受験する場合、毎日1時間、2時間とまとまった学習時間を確保できるとは限りません。

「平日は20分ずつ進める」「休日に過去問をまとめて解く」など、継続できる計画を立てましょう。1回の学習時間よりも、勉強しない期間を長く作らないことが大切です。自分の勤務形態や生活リズムに合わせ、無理なく続けられる方法を考えてみてください。


仕事をしながら運行管理者試験を勉強するコツ

仕事と試験勉強を両立するには、空いた時間を探すだけでなく、あらかじめ「いつ勉強するか」を決めておくことがおすすめです。

たとえば、通勤中は動画を見る、休憩時間は問題を10問解く、就寝前は間違えた問題だけ確認するなど、場面ごとに学習内容を決めておくと取り組みやすくなります。1回の勉強量を小さく分けることも、継続しやすくするポイントです。

関連記事:
運行管理者試験対策にアプリは使える?スマホ・動画を活用した勉強方法


運行管理者の勉強で避けたい3つの進め方

効率よく学習するためには、勉強量を増やすだけでなく、方法を見直すことも大切です。

特に注意したいのは「過去問の答えだけを暗記する」「参考書を読むだけで問題を解かない」「苦手分野を後回しにする」という3つです。運行管理者試験では、知識を覚えたうえで問題文から正誤を判断する必要があります。インプットと問題演習を組み合わせ、苦手な部分も早めに対策しておきましょう。

PICK UP
勉強しているのに点数が伸びないときは?

勉強時間を増やしているのに点数が伸びない場合は、同じ種類の問題を繰り返し間違えていないか確認しましょう。

正解の根拠を説明できない、数字だけを丸暗記している、問題文の条件を読み落としているなど、原因が見つかることがあります。大切なのは、勉強量だけを増やすことではありません。「なぜ間違えたのか」を振り返り、自分の弱点に合わせて勉強方法を修正しましょう。


動画を活用して運行管理者(貨物)を効率よく勉強する方法

仕事をしながら運行管理者試験を目指す場合、毎日まとまった時間を確保することが難しい方もいるでしょう。そのような場合は、オンライン動画を学習方法の一つとして活用できます。

パシストでは、運行管理者試験対策を1本約20分前後のオンライン動画で学習できます。スマートフォンから視聴できるため、通勤時間や休憩中、運行の合間など、自分の生活に合わせて学習を進めることが可能です。短時間の学習を積み重ねながら、試験対策を継続したい方にも取り入れやすい学習方法です。

運行管理者試験対策オンライン講座「パシスト」を詳しく見る


運行管理者(貨物)の勉強は順番を決めて効率よく進めよう

運行管理者(貨物)の試験対策では、やみくもに暗記するのではなく、「試験全体を確認する→基本を理解する→問題を解く→間違いを復習する→過去問や模擬問題で確認する」という順番で進めることが大切です。

仕事をしながら勉強する場合も、毎日長時間取り組む必要はありません。自分の生活に合わせて学習時間を作り、苦手な分野を一つずつ減らしていきましょう。無理なく続けられる学習方法を見つけることが、試験対策を最後まで継続するポイントです。